【第5期】米ジャグラープロジェクト 月例報告 7月度
▮新潟県上越市「みずほの輝き」
▮宮城県東松島市「かぐや姫」
▮福島県いわき市「コシヒカリ」「五百万石」
観測史上初めて6地点で最高気温「40℃台」を記録した今夏。危険な暑さが全国で続いています。稲の品質低下を防ぐためにも猛暑対策は必要で、美味しいお米を作るために水の管理に注意しなければなりません。それでは各地の様子を見ていきましょう。
【新潟県 上越市(品種:みずほの輝き)】
8月4日
8月4日
ちょうど出穂(しゅっすい)期を迎えていました。穂が出るこの時期は、根に水と酸素を供給し穂に養分を供給する大事な期間。暑さに負けず順調に育っています。
【宮城県 東松島市(品種:かぐや姫)】
7月28日
7月28日
宮城県東松島市の耕作地でも、出穂期を迎え順調に生育しています。
【マメ情報】
全茎の40~50%の穂が出たときが出穂期で、稲では出穂とほぼ同時に開花が始まります。開花が晴れた日の午前中に見られるのは、開花の適温が約30℃のため。稲の花に花びらは無く、穂を出すとすぐ開花し籾が開いて受粉します。
【福島県 いわき市(品種:コシヒカリ&五百万石)】
8月9日
8月9日
8月9日(品種:五百万石)
酒米「五百万石」が、ちょうど出穂の時期を迎えていました。稲の花(籾の回りに小さく見えている)が咲いている様子がみられます。晴れないとうまく受粉ができませんが、順調のようです。
次回の報告をお楽しみに!