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日電協 パチスロ遊技、脳の活性化を調査、レポート

日本電動式遊技機工業協同組合と回胴式遊技機商業協同組合は、パチスロ遊技機を中高年の脳トレ

(脳の健康の維持増進)に役立てる可能性を検証する実験を2月中旬より3月末まで実施し、「パチス

ロ遊技機による脳活動の実証調査」と題して、実験を担当した諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授から

その結果が報告されました。

 

実験では50~70歳(平均年齢65±4.5歳)の男女34名を対象に、1回30分のパチスロトレーニング(*)

を週3回、4週間にわたって実施、その前後でIQテストを含む認知機能テスト(頭の働きを調べ

るテスト)を行いました。その結果、トレーニングを行わなかった同年代の人たちと比べIQテストや

認知機能テストの成績が統計的に意味のある水準で向上し、パチスロトレーニングは中高年の認知機

能(頭の働き)を守り向上させることに役立つことが示されました。

 

また実験では、パチスロトレーニング中の脳活動についても調べ、脳トレのターゲットとなる前頭葉

や頭頂葉が活性化することが確かめられました。さらに、ストレスに伴って活動が高まりやすい脳部

位がむしろ鎮静化しており、パチスロトレーニングは楽に出来る脳トレとなりうることが示されまし

た。

※目押し機、高確率機、実機を各10分遊技

 


篠原菊紀氏プロフィール

脳科学者。専門は脳神経科学、応用健康学。諏訪東京理科大共通教育センター教授、東京理科大総合研究機構併任教授。茅野市縄文ふるさと大使。多チャンネルNIRSと視線追尾システムを使った「学習しているとき」「運動しているとき」「遊んでいるとき」「CMを見ている時」など日常的な場面での脳活動の調査のほか、パチンコ中の血中物質変化から、パチンコ頻度とエンドルフィン、ドーパミン分泌の関係などを見出したことでも著名。アミューズメント、教育、自動車産業などとの共同研究、脳に関するテレビ番組の監修など多数。“「はげひげ」の脳内メモ”と題するブログを公開中。